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廃止直前、日高線沿線の様子

ブログ, 乗りもの | 2021-03-17

先日、所用で日高地方に赴く機会がありましたので、3月31日限りで正式に廃止されるJR日高線の鵡川-様似間沿線を車で走行してきました。この区間は災害による列車の運休とバスによる代行運転が続いていて、今から列車の走行シーンを見ることも、実際に列車に乗ることもできませんが、残りわずかの駅の様子などをご紹介します。終点の様似駅から鵡川駅に向かう内容となっています。

様似駅前です。停車しているのは静内駅行き代行バスです。

様似駅構内に設置されているキロポストです。数字(146.5キロ)は苫小牧駅からの距離です。

様似駅の先には車止めがあります。この先、えりも町を経由して広尾駅→帯広駅へと接続する計画があったとのことですが、実現しませんでした。

浦河駅です。駅舎は跨線橋の左側に見える木造の建物で、国道側が正面ではありません。待合室の中では、鉄道廃止を惜しむ写真展が開かれていました。跨線橋に書かれている「浦河」の文字が消えかかっている理由はわかりません。

荻伏(おぎふし)駅です。日高線はひたすら海岸線を走行(=国道と並走)すると思われがちですが、国道から1キロあまり離れた内陸側に駅があります。この区間には、車掌車駅舎(=かつて貨物列車の最後部に連結されていた車掌車を駅舎に転用したもの)の駅がいくつかあります。

日高東別(ひだかとうべつ)駅も内陸側にあります。代行バスの停留所がないと、ここが駅であることに気づかず、そのまま通過してしまいそうでした。

静内駅で代行バスの運転系統が分かれるため、乗り換えが必要です。

代行バスのほうが列車より豪華な車両?

大狩部(おおかりべ)駅の待合所付近から、線路の損傷部分を見ることができました。道床部分が崩落して線路が宙づりになっています。その直前で路盤が隆起しているように見えるのは、高波以外の原因があるのかもしれません。

沿線にある踏切は残されていますが、遮断桿が取りはずされていて、機能していません(車載カメラの映像です)。

最終目的地の鵡川駅到着は日没直前でした。苫小牧駅から来た列車に接続する代行バスが待機しています。

4月以降は鵡川駅が本当の終着駅になり、「代行バス」は「代替バス」になります。