久しぶりの札響定期演奏会
6月の札幌交響楽団定期演奏会に足を運びました。札響の演奏は、いろいろな企画で何度も聴いているのですが、定期演奏会は久しぶりでした。写真は当日のプログラムからです。
座席はPブロックというステージの後ろ側のエリア。チケットの価格がお手頃なのもうれしいのですが、指揮者の息遣いなども直(じか)に感じ取ることができ、自分が楽団員になったような感じで演奏会に臨める場所でもあります。
しかも、プログラムのメインはサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」。前でオーケストラ、後ろでパイプオルガンが響くステレオ感は、今だけ、ここだけというもので、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
また、演奏とは直接関係のないところでこのような変化がありました。
通常この種のコンサートでは、入口で受け取るプログラムとともに、近く開催予定の公演チラシがたくさん渡されるものです。しかし、今回こうしたチラシはロビーの一角に置かれたテーブルの上に並べられていて、聴衆はこれらの中から興味があるものを自由に持っていく方式になっていました。
実際、聴く側の好みもさまざまです。演奏中にチラシを落として、周囲から白い目で見られるリスクも少なくなるはずで、何よりエコといえます。演奏会のアンケートにも、よい試みだとお答えしました。