第545回ほくでんファミリーコンサート
久しぶりに入場券が当たって聴いてきました。札幌交響楽団の演奏、指揮は喜古恵理香(きこ・えりか)さんという次世代を担うであろう指揮者の方でした。Kitaraで指揮をするのは初めてとのことで札響を振るのも初めてだったかと思いますが、絶えずオーケストラ全体に目くばせしながら全身で指揮をしているのが印象的でした。プログラムのプロフィール欄に記載されていた、コンクールで聴衆賞とオーケストラ賞の受賞歴があるというのも頷(うなず)けます。
当日の曲目は写真のとおりです。前半がモーツァルト、後半は映画音楽が中心の内容です。ジョン・ウィリアムズといえば今回取り上げられている「スター・ウォーズ」や(1984年ロサンゼルス大会の)オリンピック・ファンファーレなど華やかな曲調の音楽をイメージしがちですが、「シンドラーのリスト」のテーマのような物悲しいメロディーも心に響きます。当日コンサートマスターを務めた会田莉凡さんのバイオリン独奏もブラボーでした。
なお、観覧者の募集事業はHBCが行いますので、ご家庭の電気を「ほくでん」と契約していることは応募要件に定められていません。
8月17日追記
2023年に開催された「第539回ほくでんファミリーコンサートコンサート」で、札響首席指揮者になる前のエリアス・グランディさんが指揮をされています。
https://www.sso.or.jp/concerts/2023/07/539-1/
今回の喜古恵理香さんも、今後札響とよい関係を築いていただけることを願いたいと思います。