サンピアザが拡大リニューアル
2025年9月12日、新さっぽろのサンピアザが拡大リニューアルします。現在カテプリとなっているエリアはサンピアザに名称が統一されます。施設内の案内表示は、すでにこれを反映したものがあります。
カテプリは2024年にサンピアザ、デュオと同様に札幌副都心開発公社が運営するようになりました。前身のプランタンデパート時代からのダイエー⇒イオンによる運営が終了した現在は、カテプリの名前を残す必要がなくなったといえるのかもしれません。
詳しくは、こちらのホームページをご覧ください。
https://www.sunpi-duo.com/
9月9日追記、写真追加
カテプリにある3か所の地上(1階部分)出入口の表示は「サンピアザ」に変更されています。
札幌市の証明書発行手数料改定
2025年9月1日から、札幌市における住民票の写し等の証明書発行手数料が改定されます。
住民票の写しや戸籍の附票の写し、印鑑証明書などの発行手数料が、窓口交付や郵送請求の場合に現行の350円から400円に改定されます(コンビニ交付サービスの場合は200円になります)。
全国的には住民票の写しの発行手数料が1通あたり400円の自治体もあるようですが、300円としている市区町村が最も多いように思われますので、割高感が強まるのは否めないところです。
同時に市税に関する証明書の発行手数料も改定され、固定資産評価証明書の発行手数料が現行の400円から450円に変わります。
詳しくは、札幌市のホームページ内にある以下のリンクをご参照ください。
https://www.city.sapporo.jp/shimin/koseki/yusocenter.html
https://www.city.sapporo.jp/citytax/shomei/index.html#seikyuhoho
第545回ほくでんファミリーコンサート
久しぶりに入場券が当たって聴いてきました。札幌交響楽団の演奏、指揮は喜古恵理香(きこ・えりか)さんという次世代を担うであろう指揮者の方でした。Kitaraで指揮をするのは初めてとのことで札響を振るのも初めてだったかと思いますが、絶えずオーケストラ全体に目くばせしながら全身で指揮をしているのが印象的でした。プログラムのプロフィール欄に記載されていた、コンクールで聴衆賞とオーケストラ賞の受賞歴があるというのも頷(うなず)けます。
当日の曲目は写真のとおりです。前半がモーツァルト、後半は映画音楽が中心の内容です。ジョン・ウィリアムズといえば今回取り上げられている「スター・ウォーズ」や(1984年ロサンゼルス大会の)オリンピック・ファンファーレなど華やかな曲調の音楽をイメージしがちですが、「シンドラーのリスト」のテーマのような物悲しいメロディーも心に響きます。当日コンサートマスターを務めた会田莉凡さんのバイオリン独奏もブラボーでした。
なお、観覧者の募集事業はHBCが行いますので、ご家庭の電気を「ほくでん」と契約していることは応募要件に定められていません。
8月17日追記
2023年に開催された「第539回ほくでんファミリーコンサートコンサート」で、札響首席指揮者になる前のエリアス・グランディさんが指揮をされています。
https://www.sso.or.jp/concerts/2023/07/539-1/
今回の喜古恵理香さんも、今後札響とよい関係を築いていただけることを願いたいと思います。
札幌の市税事務所移転
札幌市の中央・東部の2つの市税事務所が移転します。
中央市税事務所は2025年7月22日に、中央区複合庁舎のとなりに移転します。
東部市税事務所は2025年9月16日に、交通局本局庁舎の隣に移転します(札幌市交通局本局庁舎改修に伴う一時移転で2028年度までの予定とのことです)。
東部市税事務所は車で行く場合に大谷地駐車場を利用すると、いったん外に出る必要がなくなるかと思います(地下鉄利用の場合は地上を歩く部分が生じます)。
続:札幌-室蘭間の高速バス大幅減便
2025年4月1日から札幌-室蘭間の高速バスが大幅に減便されていることは先日お伝えしました。
https://takuma-legal.com/2025/03/23/bus-muroran/
新しいダイヤでは、札幌-東室蘭間で同じ区間で運転されるJRの普通・快速列車のそれと近い時間帯で運行されていて、普通列車の利用者をかなり意識しているのかもしれません。そこで、列車とバスの運行ダイヤを時刻表っぽくまとめてみました。
正確な時刻は各会社あてご確認をお願いします。
札幌-室蘭間の高速バス大幅減便
2025年4月1日から実施される新ダイヤが発表されました。現在1日14往復運行している札幌-室蘭間の高速バスが大幅に減便されます。道南バスと中央バスで各7往復ずつの運行が道南5、中央3となり、ほぼ半減します。現在は日中おおむね60分の運転間隔が90分程度になります。
4月からの運行ダイヤは以下のリンクからご覧いただけます。
https://www.donanbus.co.jp/cms/wp-content/uploads/2025/03/R7.4.1_hakucho.png
(注)添付の画像は上記リンクをスクリーンショットしたものです
地下鉄南北線ワークショップ
先週開催されたこちらのイベントに参加してきました。札幌に地下鉄が誕生して50年余り、南北線の「これまで」と「これから」を楽しく考える内容でした。私自身も知っていること、知らなかったこと、いろいろ学ばせてもらいました。地下鉄の座席は通常1週間に1度、専門の業者さんによるクリーニングが行われているそうです。
現在南北線を走行する車両(5000形)は、最初の編成が登場してから30年が経過していて、近い将来新型車両への置き換えが予定されています。更新後の車両は冷房車の導入が考えられていますが、高架区間を走行するための重量制限があることや、車両上部に冷房機器を置くためのスペースが限られることなど、克服すべき課題もあるとのことです。
南北線の新型車両の内装などについては、参加者からさまざまなアイデアが出されました。札幌らしさを表現するため、かつて東西線6000形で用いられた時計台などのイラスト表示の復活を求める声が多くありました。他には、バリアフリー対策にもつながるドアチャイムの設置、定員着座を促すための座席の改良などといった意見もありました。車両設備ではありませんが、以前接近メロディーで使用されていた「虹と雪のバラード」の復活を期待する意見には会場内から拍手も起こりました。
札幌市も今後は人口減少が見込まれているとはいえ、積雪地の交通機関として地下鉄の重要性は変わらないと思います。札幌を訪れる観光客の方々にとっても札幌のイメージを少なからず左右するはずです。安心と安全を最優先とする基本を守りつつ、魅力ある交通機関であり続けてほしいと思います。
2025年度はカテプリにも休業日
新さっぽろの商業施設「カテプリ」は、これまで年中無休で営業をしてきました。しかし、2024年7月から札幌副都心開発公社が運営することになり、2025年度からは同公社が運営するサンピアザ、デュオと同様に年4回の休業日が設けられるものと思われます。
なお、地下2階のフードコートは年中無休で、休業日も営業します。詳しくは「新さっぽろ」のホームページをご覧ください。
https://www.sunpi-duo.com/time/
続:さぽーとさっぽろ ニューイヤークラシックコンサート2025
1月17日に開催されたコンサートについて、演奏会の概要は既にお伝えしましたが、残念ながら今回もホールの空席が目立ちました。客席総数に相当する募集人数2,000名を上回る申し込みがあり、厳正な抽選が行われたとのことですが、当日の客席は6~7割程度の入りに感じられました。この状況には、大きく2つの問題があると考えます。
(1)抽選にもれてチケットを入手できなかった方が「実は客席ガラガラだったさ~」と聞いたら、落胆するのは当然です。
(2)何より、当日演奏をしてくださる札幌交響楽団の皆さんに対して大変失礼にあたります。
そこで、ホールの空席を減らす対策を考えるにあたり、まずは応募状況を把握する必要があります。応募者数について正確な数字は不明ですが、自身の当選履歴を考慮すると2,000名を極端に上回る数ではないと思います。
こうした無料イベントでは当日来場しない方が一定数いることを想定して、航空会社のオーバーブッキングの仕組みに倣ってチケットを多めに発行することが可能ではないでしょうか。経験則上、2,500枚程度であれば収容可能と考えます。
ただし、その場合全席自由席とするのはむずかしいため、JRの一部特急列車で実施されている「座席未指定券」を参考に、次の方法を提案します。
(1)座席定員に相当する2,000名分は座席指定のあるチケットを発行する(従来どおり)。
(2)2,000名を超える分(500名程度を想定)には、座席指定のない入場券を発行する。
座席指定のない入場券をお持ちの方は、空席を見つけて着席できます。ただし、開演5分前(チャイムが鳴ります)までにその席に指定されたチケットをお持ちの方が来場した場合は、席を譲る必要があります。また、座席指定のあるチケットをお持ちの方も、開演5分前までに着席しない場合は指定された席に座れない可能性があります。
このようなルールを設けることで、空席を減らすことができるのではないでしょうか。チケットを抽選・発送した時点で主催者の責任が終わるわけではありません。可能な限り多くの方に入場してもらうことは主催者側の責務と考えます。次回(来年)のコンサート開催時には、何らかの改善策が講じられることを期待したいものです。
さぽーとさっぽろ ニューイヤークラシックコンサート2025
1月17日に札幌コンサートホールKitaraで行われた、さぽーとさっぽろ(公益財団法人札幌市中小企業共済センター)のニューイヤークラシックコンサートを今年も聴きました。札幌交響楽団(札響)の演奏、指揮は札響首席客演指揮者の下野竜也さんでした。
当日の曲目は写真のとおりです。今回は前半がクラシック、後半が映画音楽といった構成です。狭義のニューイヤー感が強いプログラムとは趣が異なるかと思います。もっとも、コルンゴルトはオーストリア出身とはいえ、このバイオリン協奏曲はアメリカ亡命後に作曲された20世紀の音楽で、映画音楽を思わせるところもありますので、前半と後半の構成をクロスオーバーさせる選曲ともいえます。
そのコンチェルトのソリストは、ふだん第2バイオリン首席奏者を務める桐原宗生(きりはら・そうき)さんでした。第2バイオリンは縁の下の力持ち的なイメージがありそうですが、オケの中では2人のコンサートマスターに次ぐナンバー3に相当する立場にいるはずで、当たり前にソリストもできるくらいでないと務まらない要職、重責なのだと思います。
後半の映画音楽コーナーでは指揮者の下野さんの軽妙なトークも聞くことができました。札響ファミリーの一員とはいえ、普段の演奏会では聞くことができませんのでニューイヤーならではのお年玉でした。
アンコールは前回演奏できなかった「ラデツキー行進曲」です。お約束の手拍子は下野さん流のアレンジがあり、聴衆もそれに応えて手をたたいていました。
残念だったのは、今回もホール内に空席が目立っていたことです。この問題については後日続編をお送りする予定です。
今週末は定期演奏会で武満徹、伊福部昭の作品に続いてシベリウスの交響曲第2番がメインのプログラムです。2月3日(月)にはこの演目で東京公演があります。19時からサントリーホールですのでお時間がある方はよろしくお願いいたします。