「それゆけ!司法書士さん」放送中
北海道ブロック司法書士協議会で例年秋に行っているFMラジオの提供番組。5年目となる今年は「それゆけ!司法書士さん」とタイトルを変え、道内各地の司法書士が、パーソナリティーの北川久仁子さんと話を交えながら、司法書士のことや取り組んでいる活動などを、道民の皆さまにお伝えします。さまざまな無料相談会や相談窓口などもご案内しておりますので、ぜひお聴きください。
FMラジオ AIR-G’(FM北海道)
札幌:80.4MHz 旭川:76.4MHz 函館:88.8MHz 釧路:86.4MHz 帯広:78.5Mhz 北見:87.8MHz 網走:83.1MHz 室蘭:89.4MHz
放送時間:毎週金曜日 朝10時47分頃~約10分間、「北川久仁子の brilliant days×F」内における番組放送 ※放送回によって時間・内容が変わる場合があります。
放送期間:2020年2月28日(金)まで
提供:北海道ブロック司法書士協議会
詳しくはこちらのチラシもご覧ください。
https://bit.ly/2OMZLZI
スカイライナーバリューチケット
今週の会議出張は、成田空港を経由して東京に向かいました。新千歳空港の出発搭乗口で、京成電鉄「スカイライナー」の割引チケット(引換券)が販売されています。成田空港から東京都心に向かう主な客層としてLCC利用者が想定されているため、券売機はターミナルの両端にあります。ただし、券売機での購入はどの航空会社の利用者でも可能です(他にはLCC機内で買えるとのこと)。
機内はそれほど混雑していませんでした。計算上は同じ東京でも、実は飛行ルートが微妙に異なります。羽田行きは仙台市のほぼ上空を通りますが、成田行きの場合は仙台市街と海岸線を右手に見ます(=より東側を飛行)。上空写真の左下に見えるのは仙台空港です。
成田空港ターミナル内の京成カウンターで引換券を提示して、実際の乗車券を受け取ります(座席の指定もその際に)。日中の運転間隔が40分から20分になり(=運転本数が倍増)、利便性は大きく向上したといえます。
京成上野駅に到着して上野公園内を散策しましたが、残念ながらこの日の上野動物園は休園日。というわけで、園内のモノレール乗り納めは叶いませんでした。しかたがありませんので、道路上から軌条(レール)とその橋脚部分だけ写真に収めました。
登別市と空き家対策に関する協定を締結
9月30日、札幌司法書士会は登別市との間で「空き家等の対策に関する協定」を締結しました。札幌司法書士会では、5つの市(締結順に室蘭市、札幌市、江別市、苫小牧市、登別市)との間で空き家対策に関する連携協定を締結しています。翌10月1日の室蘭民報の記事をご紹介します。記事の全文は以下のとおりです。
登別市は9月30日、札幌司法書士会(後藤力哉会長)と「空き家等の対策に関する協定」を結んだ。空き家に関する相談のほか、同会が市に専門的な知見から必要なアドバイスを行うなど、相互が連携して空き家の発生抑制や特定空き家の解消などに取り組む。
小笠原春一市長と後藤会長が協定書を交わした。小笠原市長は「空き家が増加することで、周辺への悪影響が懸念される。問題解消には専門的な知見が必要。空き家解消に向けて、今回の協定が大きな力を発揮する」と期待を込めた。後藤会長は「空き家や土地の相続、所有者不明の問題など大きな社会問題になっている。微力ながらお手伝いしていきたい」と語った。
協定により、相続や登記などに関する相談のほか、特定空き家の解消に向けて、同会が相続財産管理人や不在者財産管理人に関する事務手続きを支援。市が行う空き家対策に関する業務への助言なども行う。
市によると、市内の空き家件数は2015年(平成27年)末で263件だったが、18年末時点では389件と3カ年で126件増加しているという。市では17年度に「空き家等対策計画」を策定。特定空き家の解消などに取り組んでいるが、今後も少子高齢化や人口減少などにより、増加が見込まれている。 (高橋紀孝)
未登記建物の名義変更手続
登記されている土地や建物の名義変更手続は、登記所(法務局)で所有権移転等の登記を行います。登記手続については司法書士にご相談ください。
登記されていない建物の場合は、不動産所在地の市町村で「家屋補充台帳*」というものを備えていて、これにより所有者を把握しています。相続などで所有者に変更があったときは、その市町村に対し「家屋補充台帳名義人変更届*」を提出する必要があります。この手続をその年の12月末までにしなかった場合は、翌年の固定資産税納税通知書が古い名義人(被相続人など)にあてて送付されますので、ご注意ください。相続財産中に登記されていない建物が含まれる場合でも、ご相談を承りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
*市町村によって名称が異なる場合があります
上野動物園さんぽ
東京での会議の翌朝、帰りの飛行機までの時間を使って上野動物園に足を運びました。見学時間は45分しかなく、とても全部は見られませんが、この時期に見ておくべきものを探しました。
普通に考えると、一番のお目当てはパンダでしょう。現在は整理券方式でなく、並んだ順に見学できます。しかし、開園直後にもかかわらず長蛇の列で、待ち時間も30分以上とのこと。このため、パンダ見学は断念して次なる目的に向かうことにしました。
やって来たのは、上野動物園の東園と西園とを結ぶモノレールです。モノレールは、跨座式と懸垂式の2種類に大別されます。跨座式は東京モノレールで何度も乗車していますが、懸垂式は初めてです。
「上野動物園モノレールは、正式名称を『上野懸垂線』といい、日本で最初に開業したモノレールです。このモノレールは、動物園の遊技施設ではなく、鉄道事業法に基づく交通機関として東京都交通局の運営により営業運転を行っています。」(東京都交通局のホームページから引用)という歴史的価値がある乗りものです。今年11月1日から運休することが発表されていて、再開するかは未定のようですから、乗るなら今です!
抵当権抹消登記手続はお早めに
最近は、住宅ローンを完済した際に、取扱金融機関から抵当権抹消登記手続に関する書類一式が送られてくるケースが多くなっています。
抵当権抹消登記申請に期限の定めはありませんが、お早目の手続をお願いいたします。時間が経過した場合に、そのままでは登記ができなくなってしまうこともあります。代表的な例は、送られてきた抵当権解除証書や委任状を発行した金融機関や系列保証会社の代表者などに変更があった場合です。また、送られた(抵当権抹消登記用)書類を紛失された場合は、それに対応する手順が必要となります。
詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
賃貸契約の民法のルールが変わります
東京借地借家人新聞2019年7月15日号の記事をご紹介します。
◆賃貸契約の民法のルールが改訂◆2020年4月1日から施行◆賃借人に有利な改正も◆原状回復は「特約」に要注意
民法の債権関係分野の法律が改正され、賃貸借契約の改定ルールが2020年4月1日から施行される。改正のポイントについて解説する。
賃借物の修繕に関する要件の見直し
アパートなど建物を借りていると雨漏りや備え付けのエアコンが故障する(賃借人が壊したわけではないのに)などが発生した時に、賃貸人が修繕しない場合、改正民法の607条の2(賃借人による修繕)では、①賃借人が賃貸人に修繕が必要である旨を通知したか、又は賃貸人がその旨を知ったのに、賃貸人が相当の期間内に修繕をしないとき、②急迫の事情があるときには、賃借人は修繕することができることが法律で明確になった。なお、賃借人が負担した修繕費用は、本来賃貸人が負担すべきものであり、賃借人から賃貸人に返還請求できる(民法608条)。
原状回復と敷金に関するルールの明確化
賃借人が賃貸借契約を終了させ、借りていた建物を退去した場合の賃借人の原状回復義務について、改正民法621条では、原状回復の範囲について、通常損耗(賃借物の通常の使用収益によって生じた損耗)や経年変化については原状回復義務を負わないことは法文に明記された。
敷金については、「いかなる名目によるかを問わず、賃料債務その他の賃貸借に基づいて生ずる賃借人の賃貸人に対する金銭給付を目的とする債務を担保する目的で、賃借人が賃貸人に交付する金銭」と定義された。
判例に従い、「賃貸借が終了して賃借物が返還された時点で敷金返還債務が生じること、その額は受領した敷金の額からそれまでに生じた金銭債務の額を控除した」残額であることなどのルールが明確にされた。
保証人に関する規定
アパートの賃貸借の連帯保証人の根保証契約では、賃料の滞納以外にも建物の原状回復義務など賃借人の一切の債務を保証することになり、際限のない債務を負担することから、今回の民法改正では、極度額(上限額)の定めのない根保証契約(連帯保証契約)は無効となる。極度額は「○○円」などと明瞭に定め、書面に記載する。極度額をいくらにするかは当事者の合意とされている。
http://www.zensyakuren.jp/tosyakuren/news/2019/627/627.html#01
小田急ロマンスカー7000形LSE
1年前のきょう(2018年7月10日)、東京都内での打ち合わせ場所に向かう途中の新宿駅です。この日は小田急の特急ロマンスカー7000形(LSE車)の定期運行最終日でした。運よく、箱根湯本行き最終運転を見送ることができました。乗務員さんと思われる方の記念撮影の後、満員の乗客を乗せて列車は出発しました。この年、最新鋭の70000形(GSE車)が登場したことで、古い車両が置き換えられるのは時代の流れといえますが、やはり寂しいものがあります。
ちなみに、入場券を買おうと駅員さんにお尋ねしたところ、すぐそばにあった英語表記の券売機に誘導され、「Platform Ticket」のパネルを案内されました。果たしてどんな切符が出でくるのか、ちょっと気になりましたが、通常の日本語表記の入場券でした。
久しぶりの札響定期演奏会
6月の札幌交響楽団定期演奏会に足を運びました。札響の演奏は、いろいろな企画で何度も聴いているのですが、定期演奏会は久しぶりでした。写真は当日のプログラムからです。
座席はPブロックというステージの後ろ側のエリア。チケットの価格がお手頃なのもうれしいのですが、指揮者の息遣いなども直(じか)に感じ取ることができ、自分が楽団員になったような感じで演奏会に臨める場所でもあります。
しかも、プログラムのメインはサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」。前でオーケストラ、後ろでパイプオルガンが響くステレオ感は、今だけ、ここだけというもので、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
また、演奏とは直接関係のないところでこのような変化がありました。
通常この種のコンサートでは、入口で受け取るプログラムとともに、近く開催予定の公演チラシがたくさん渡されるものです。しかし、今回こうしたチラシはロビーの一角に置かれたテーブルの上に並べられていて、聴衆はこれらの中から興味があるものを自由に持っていく方式になっていました。
実際、聴く側の好みもさまざまです。演奏中にチラシを落として、周囲から白い目で見られるリスクも少なくなるはずで、何よりエコといえます。演奏会のアンケートにも、よい試みだとお答えしました。
旧増毛駅にて
先日、所用で増毛町に行く機会がありました。現地での滞在時間はわずかでしたが、旧増毛駅にも立ち寄りました。留萌から先の鉄道が廃止されてからは初めてです。
駅名標が取りはずされ再び列車が訪れることのないホーム、かつての終着駅の証(あかし)である車止め、この場に立つとあらためて寂しさを感じます。
旧駅舎内には、最終運転の列車に取り付けられていたと思われるヘッドマークが展示されていました。で、裏側に回ると、まさかの?リサイクル使用が判明しました。
「裏紙」(チラシやコピー用紙の裏)という言葉を聞くことはありますが、裏ヘッドマークとは驚きでした。この列車が走行した夕張支線も廃止されてしまったのは、何とも皮肉なものですね。