廃止直前、日高線沿線の様子
先日、所用で日高地方に赴く機会がありましたので、3月31日限りで正式に廃止されるJR日高線の鵡川-様似間沿線を車で走行してきました。この区間は災害による列車の運休とバスによる代行運転が続いていて、今から列車の走行シーンを見ることも、実際に列車に乗ることもできませんが、残りわずかの駅の様子などをご紹介します。終点の様似駅から鵡川駅に向かう内容となっています。

浦河駅です。駅舎は跨線橋の左側に見える木造の建物で、国道側が正面ではありません。待合室の中では、鉄道廃止を惜しむ写真展が開かれていました。跨線橋に書かれている「浦河」の文字が消えかかっている理由はわかりません。

荻伏(おぎふし)駅です。日高線はひたすら海岸線を走行(=国道と並走)すると思われがちですが、国道から1キロあまり離れた内陸側に駅があります。この区間には、車掌車駅舎(=かつて貨物列車の最後部に連結されていた車掌車を駅舎に転用したもの)の駅がいくつかあります。

大狩部(おおかりべ)駅の待合所付近から、線路の損傷部分を見ることができました。道床部分が崩落して線路が宙づりになっています。その直前で路盤が隆起しているように見えるのは、高波以外の原因があるのかもしれません。
2020年度司法書士試験の最終結果について
2020年度司法書士試験の最終合格者が発表されました。試験の結果の概要は次のとおりです。
筆記試験は2020年9月27日、筆記試験合格者に対する口述試験は2021年1月12日に行われました。
全体の出願者数は14,431人、受験者数は11,494人、合格者数は595人(うち男性437人73.4%、女性158人26.6%)でした。
合格者の平均年齢は40.02歳、最低年齢は21歳で最高年齢は73歳でした。
受験地別合格者数のうち、北海道(札幌会場)は23人でした。
詳しくは、法務省ホームページ内の以下のリンクをご参照ください。
http://www.moj.go.jp/content/001339811.pdf
『電車を止めるな!』-ローカル鉄道会社の挑戦を応援
先週の土曜日(1月23日)、札幌でも上映された『電車を止めるな!』という映画を見てきました。制作したのは千葉県のローカル鉄道会社である銚子電気鉄道で、目的は総額2億円ともいわれる変電所の修繕費用を捻出する方策の一環です。路線内にある唯一の変電所が使えなくなると列車の運行ができなくなるため、『電車を止めるな!』は会社の存亡をかけた一大プロジェクトでもあります。
この会社は「ぬれ煎餅」や「まずい棒」などの販売でも有名です。今では食品販売による収入のほうが鉄道事業のそれを上回っているのだとか。劇場ではこれらの名物や鉄道グッズの販売も行われていて、観覧者の多くが思い思いの品を購入していました。今は容易に乗りに行けませんが、離れた場所からでも応援する気持ちをお届けできたのではないかと思います。
映画の内容はネタバレにならない範囲で申し上げると、銚子だけに「超C級」という宣伝文句に反して?、ギャグと自虐ネタが随所に織り込まれていて、上映中の場内は笑い声が絶えませんでした。上映後には、新商品の「おとうさんのぼうし」というお菓子をおみやげとしていただきました。内容に関連するので詳しくご説明できませんが、おとうさんのぼうし⇒とうさん・ぼうし⇒倒産防止という意味合いも込められています。
鉄道の開業は1923年で、廃止になることなく再来年の100周年記念を迎えるべく走り続けています。会社の経営努力について他社と比較するのは適切でないかもしれませんが、赤字路線や利用者の少ない駅を廃止することが成果だと考えがちな経営陣の方々にもぜひ見てほしかった作品だと感じました。
これから上映されるところもありますので、詳細はこちらのページからご確認ください。
https://www.dentome.net/
司法書士会相続登記相談センター開設のお知らせ
2020年12月1日に、札幌、函館、旭川、釧路の道内4つの司法書士会が運営する「相続登記相談センター」が開設されました。
司法書士は相続登記の専門家として、相続・遺言など暮らしに身近な法律問題の解決をサポートします。
お近くの「相続登記相談センター」にぜひご相談ください。詳しくは、それぞれの司法書士会のホームページをご覧ください。
なお、年末年始は受付をお休みさせていただいております。また、新型コロナウイルスの感染拡大状況により、面談相談・電話相談の休止ならびに予約受付の休止・受付時間の短縮をする場合がありますので、ご了承ください。
相談センターのご案内は
http://www.sihosyosi.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/12/80c25a820df7c6dbb277def1afc67807.pdf
各司法書士会のホームページは札幌、函館、旭川、釧路の順に
http://www.sihosyosi.or.jp/
https://h-shiho.com/
https://www.asa-s.jp/index.html
http://kusiro-s.jpn.org/
FMラジオ「教えて!司法書士さん!」放送中
北海道ブロック司法書士協議会で例年秋に行っているFMラジオの提供番組「教えて!司法書士さん!」。6年目となる今年は、道内各地の「身近な法律アドバイザー」司法書士が、相続・遺言・成年後見・空き家などのご相談事例をもとに、パーソナリティーの北川久仁子さんと話を交えながら、わかりやすく道民の皆さまにお伝えします。
相続・遺言のご相談先などもご案内しておりますので、ぜひお聴きください。
FMラジオ AIR-G’(FM北海道)
札幌:80.4MHz/ 旭川:76.4MHz/ 函館:88.8MHz/ 釧路:86.4MHz/ 帯広:78.5Mhz/ 北見:87.8MHz/ 網走:83.1MHz/ 室蘭:89.4MHz
放送時間:毎週金曜日 朝11時32分頃より約10分間、「北川久仁子の brilliant days×F」内における番組放送 ※放送回によって時間・内容が変わる場合があります。
放送期間:2021年2月26日(金)まで
提供:北海道ブロック司法書士協議会
こちらのチラシもご覧ください。
http://www.sihosyosi.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/11/7696f288606e18410335861545f502d41.pdf
2020年11月は相続登記促進取組強化月間です
札幌法務局と札幌司法書士会は,11月を「相続登記促進取組強化月間」と定めて、相続登記の促進に取り組んでいます。
期間中、札幌司法書士会では、「相続登記相談専用ダイヤル」を開設しています。11月の平日、10時から16時まで、専用ダイヤルでのご相談をお受けいたします。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
http://www.sihosyosi.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/10/d7459e87b3230edfb7c91ad71e6c4d0b.pdf
本当に預けて安心?法務局の自筆証書遺言保管制度-その1
今回のポイント⇒法務局が預かったからといって、その遺言内容が確実に実現できるとは限りません。
法務局による自筆証書遺言の保管制度が、今年7月から始まりました。
今回はその1 として、制度創設の趣旨と保管申出手続の概要、その際の注意点などを記事にしています。
詳しくはこちらをご覧ください。情報リンクもあわせて掲載しています。
https://mbp-japan.com/hokkaido/takuma-legal/column/5066972/
遺言のみならず、相続手続全般に関するご相談も承りますので、お気軽にご連絡をお願いいたします。
長期相続登記等未了土地の解消に向けて
2018年11月15日から、「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法」が順次施行されています。
この特別措置法に基づき、全国の法務局や地方法務局では、所有権の登記名義人の死亡後長期間にわたり相続登記がされていない土地の一部について、亡くなった方の法定相続人等を調査したうえで、登記官が職権で長期間相続登記未了である旨等を登記に付記するなどの対策を取っています。
そして、調査の結果、その法定相続人の中から任意の1名の方に対して、職権で長期間相続登記未了である旨等を登記に付記したことをお知らせする文書を送付しています。札幌法務局においても、近くこの通知書を発送することが見込まれています。
この通知書をお受け取りになった際は、お気軽に司法書士・司法書士会へのご相談をお願いいたします。
長期相続登記等未了土地解消作業に関する説明として、こちらの動画もご参照願います(法務省のYouTubeチャンネル内にあります)。
https://www.youtube.com/watch?v=VTEk-wcmnDM
<10月1日追記>
札幌司法書士会では、「『長期間相続登記等がされていないことの通知(お知らせ)』をお受け取りになった方へ」と題するリーフレットを作成いたしました。また、期間限定ではありますが、この通知を受け取られた方からのご相談をお受けする専用ダイヤルを開設いたします。詳しくは、以下のリンクをご参照願います。
http://www.sihosyosi.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/10/5b9a48d4868b454bf2efc8c2249270e2.pdf
プレミアム商品券で TIME IS MONEY を考える
いろいろな市町村で、いわゆるプレミアム商品券の発売が計画されているようです。札幌市でも、先日「SAPPOROおみせ応援商品券」が発売されました。購入額1万円で1万2,000円分の利用が可能の商品券、各販売所では長蛇の列だったとのことで、今月5日の販売開始から3日でほぼ完売、4日で完売になったようです。
市側の説明では、1人1冊でお願いしますとの案内をしていたとのことですが、中には1人で10冊購入した人もいるのだとか。そもそも、発行が50万冊で、市民の4人に1人の割合でしか購入できないものに対して、複数購入をチェックする体制が全くないという対応からは、利用者の目線が感じ取れません。これについては、各方面からさまざまな批判を受けてもしかたがないでしょう。
その部分の評価はさておき、ここでは時間とお金の関係で、この商品券を考えてみたいと思います。1万2,000円分の商品券を1万円で販売するということは、差し引き2,000円分の商品券を配布するようなものといえます。ただ、販売所で数十分も行列に並ぶ時間的なロス、さらには「密」を作ってしまうことのリスクも考え合わせると、本当にお得といえるのかは疑問に思いました。仕事で、平日の真っ昼間に並んでいられなかった方も少なくないと思います。キャッシュレス決済が浸透しつつある中、商品券ではポイント還元が受けられないことを想定すると、メリットはさらに小さくなるのではないでしょうか?
新十津川駅の思い出
ことし4月の最終列車運行後、5月に正式に廃止された札沼線(愛称:学園都市線)北海道医療大学-新十津川間です。まだ廃止後のいまの姿を見ることができていませんので、昨年7月に乗車した際の駅などの様子をご紹介します。
町が設置した、駅の周辺を見ることができるライブカメラの映像が公開されています。
ただし、再び列車の姿を見ることができないのは、残念としか言いようがありません。
https://www.youtube.com/watch?v=V0rZu_ykkM4